演技の途中で空中へ放り上げられたチアリーダーの、最高到達点をカメラが捉えた。髪は上へ流れ、顔はコーチが筋肉に叩き込む例の笑顔で固定されている。地面にいても、信頼と重力しかない4メートル上空にいても、同じ強度で揺るがない笑みだ。
チアのトスは、フライヤーを6〜8メートル上空へ送る。ベースが投げ、フライヤーが回り、重力が残りを引き受ける。投げてから受け取るまでの間、フライヤーは完璧な姿勢制御、綺麗に伸びたつま先、後方席からでも見える明るい笑顔を保つ。彼女は最大高度で最大の落ち着きを選び、カメラマンはトスが実際どれだけ高いかが一目でわかるコマを選んだ。多くの人が想像する以上の高さで、多くの人が志願しない高さでもある。