バスケットボールのチアリーダーが、膝をリムに引っかけて逆さまにぶら下がり、髪がコートに向かって落ちていた。オレンジのジャージに黒いニーパッドの組み合わせは、スポーツ用品店にねぐらを構えたコウモリのようだった。下のコートは試合再開を待っていた。彼女は体幹と会場の賠償責任保険を同時に試すハーフタイムショーの一環として宙に揺れていた。
バスケのハーフタイムはダンス、Tシャツキャノン、そしてたまに会場側の弁護士が渋々サインしたスタントで構成される。リムに膝だけでぶら下がる行為は第三のカテゴリーだ。観客は歓声を上げた。スタンドの保険調査員は上げなかった。スタント自体は10秒ほどで終わった。写真は、観客全員が「誰がこれを許可した、その人は今も同じ職にいるのか」と心の中で問い続けるのに十分な長さに感じさせた。