コレクションのラストは最後のポイントの後、コートに崩れ落ちた選手の一枚だ。ラケットを横に置き、仰向けで空を見ている。試合は終わった。体も終わった。2時間ほど職場だったコート表面は、もうマットレスの役目に入り、選手はその新しい機能を抵抗なく受け入れている。
コート上の試合後の崩落は、決勝と5セットマッチのマラソンのために取っておかれる。体が予算以上に出した試合のためのものだ。この選手は残高を空にした。カメラは、アスリートとしての気品が終わり人間としての消耗が始まる、ちょうどその瞬間で彼女を止めた。2つの状態のあいだの差を写した1枚こそ、競技テニスが選手にかけるコストそのものである。ユーモア、アスリート的な珍事、絶妙なタイミングの30枚は、テニス選手全員に共通するただ一つの瞬間で幕を閉じる。観客が歓声をあげても脚が立ち上がってくれない、仰向けの時間だ。